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時空旅行「ガい~どマップ」―江藤勝年司 原画集―を作らせて頂きました。

おしらせレポート

いつもお世話になっている江藤奈保さんから依頼頂き、本を作らせて頂きました。
原画の加工、編集、本全体のデザインなど全てにおいて初めてで大変勉強になりました。

時空旅行「ガい~どマップ」―江藤勝年司 原画集―
企画 江藤奈保
編集 坂本光三郎 坂本真理
デザイン 坂本真理
協力 夕刊デイリー新聞社
制作 延岡バックステージ
2023年7月 刊
B5・72頁・上製本
非売品

延岡市立図書館にて貸出、閲覧が可能です。

企画された江藤奈保さんのご挨拶文から以下を引用します。

 拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 このたびは私江藤奈保の弟、宮崎県延岡市出身イラストレーター江藤勝年司の原画をあつめ、 時空旅行「ガい~どマップ」―江藤勝年司 原画集― を制作いたしました。

 昭和61年(1986)延岡市の歴史や自然、街の魅力再発見のためのガイドマップとして『延岡ガい~どマップ』が発刊されました。
 当時の市役所職員有志によって制作され、アートディレクションを担当したのは、東京でイラストレーターとして活動していた江藤勝年司です。完成・発刊後間もなく逝去しました。

 この時描かれた原画が令和2年(2020)に延岡市立図書館にて発見されました。
 当時の延岡市のマップが細かく描かれており、この30年余りの間に街がどう変わったのか、どう変わらなかったのかが見えてきます。
 『延岡ガい~どマップ』があればこそ、今回本を作ることができました。
 故郷を心から愛した勝年司の想いと共に、延岡の過去から未来へ時空旅行を楽しんでくだされば幸いです。
 原画集というだけでなく、郷土資料としても活用していただけると思います。

ご挨拶 より
延岡ガい~どマップ

江藤勝年司さんのイラストが使われた「延岡ガい~どマップ」も延岡市立図書館にて貸出、閲覧が可能です。

私が生まれる前に勝年司さんは亡くなっているのでお会いしたことはありませんが、今回本作りを通して延岡への熱い思いを感じました。

圧巻なのは、10枚の手描き地図です。
変わらない場所、変わった場所、江藤勝年司さんの細かなイラストで記録されています。また、カラー、モノクロのイラストはほのぼのとして癒やされます。

今回とても不思議な縁で作らせて頂けることになりました。
父は勝年司さんと親しくさせて頂いていました。勝年司さんが亡くなった後、お姉さんである奈保さんと交流が続きます。
確か私が中学だったか高校だったかの頃に、父から芸術大学を目指している娘として奈保さんに紹介されました。そして、遺品整理を行っていた奈保さんから「ぜひ活用して欲しい」と遺品の画材や写真集、画集を受け取り今でも大切に使っています。
まさか37回忌に原画集を作らせて頂けるとは思ってもいませんでした。

私が延岡に帰ってきて約8年ほどが経ちます。最近は機会が少なくなりましたが、2~3年前までは多いときは1ヶ月に2~3回ほどお昼ごはんを奈保さんとご一緒させて頂いていました。
何もない状態で延岡に帰ってきて、不安定な時期から現在までずっと見守ってくださっている江藤奈保さんにすこしでも成長を見せられたかなと今は満足しています。
本の完成を喜んでくださいました。

ぜひ、37年前の延岡、また現在の延岡に思いを馳せながら楽しんでください。

時空旅行「ガい~どマップ」―江藤勝年司 原画集―、延岡ガい~どマップ、どちらも延岡市立図書館にて貸出、閲覧が可能です。

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書いた人:坂本真理

坂本真理

宮崎県延岡市生まれ。宮崎県立延岡西高等学校卒業後、京都市立芸術大学美術学部工芸科で染織を専攻し中退。2014年に帰郷。延岡市を中心に地域を深く考えたデザインを行う。延岡バックステージ、代表。

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