寄稿/22Boys広報担当 井上剛
9月29日、延岡市本小路のカルチャープラザのべおか3階ハーモニーホールで午後3時開演、「男声合唱団22Boys(ニーニーボーイズ)」のファーストコンサートが開かれました。
22Boysは延岡高校22回卒で構成する男声コーラスグループです。
同級生でもある佐藤直子さんの歌唱指導、ピアノ伴奏と彼女が立ち上げた女性合唱団「コール・ベル」のメンバー(やはり同級生)などがサポーターとなり、練習に励んで、当日の発表となりました。
第1ステージは『少年~青年時代の歌』として「翼をください」「少年時代」「上を向いて歩こう」。
第2ステージは『世界の歌』。「ロンドンデリーの歌」(アイルランド民謡)、「ポーリシュカ・ポーレ」(ロシアの歌)、「サンタ・ルチア」(ナポリ民謡)、「赤い河の谷間」「峠の我が家」(アメリカ民謡)。
第3ステージは『くき つとむ のべおかを歌う』として「延岡の四季」「延岡蔵めぐり音頭」(メンバーの九鬼勉が作詞・作曲)。
第4ステージは最後に『民謡メドレー』として「佐渡おけさ」「南部牛追い歌」「竹田の子守唄」などを歌唱しました。
ピアノ伴奏は佐藤直子さん。
合唱団の立ち上げ当初から歌唱指導する佐藤さんは1979年(昭和54年)の都城市高城町公民館講座「コール高城(現コールSAKURA)」の発足に関わり、同合唱団のピアニストを経て現在、指揮者を務めています。
2005年には延岡市で合唱団「コール・ベル」を立ち上げ、県内の合唱団でつくる「コーラスinみやざき楡の会」副会長。2017年、県芸術文化協会から第26回芸術文化賞を受賞しました。
当初は楽譜も読めなかった男性メンバーを佐藤直子さんの適切、的確なる指導と井上光正代表の繊細でかつ強力なリーダーシップに導かれて、発足から5年を迎えるにあたるこのたび1回目のコンサートを開く運びとなりました。
ここに至るまで少数の男性メンバーは指導の佐藤直子さんも同窓同士だからはっきりとモノを言える立場として手厳しい指導をしてくれました。
結構ハードな練習に耐え抜きながら、側面から応援する同期(延高22回卒)の女性スタッフに支えられながら歌う喜びも知りました。
「私たちが楽しく歌う姿から歌の持つ力を感じ取ってもらえたらうれしい」とメンバーたちは語っています。
井上光正代表は「還暦を過ぎてから男声合唱団に取り組んでいるパッション、そしてその歌と歌声にノスタルジーを感じていただけたと思います」と話しています。
平均年齢66.5歳の男声コーラスが作り出す「渋いハーモニー」を、予想を相当に上回る参加者150人が楽しんでいただきました。
動画撮影:坂本光三郎
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