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【①】樹脂版の龍ができるまで~【活版印刷】

レポート活版印刷

今までの活版印刷は→こちら

来年の干支、龍の樹脂版ができるまでをまとめました。
樹脂版は、樹脂でできたハンコです。自由にデザインできるので、主にイラストを入れるときに使用します。
樹脂以外にも金属でできた版などもあるよ!

まず龍を描きたい

あまり絵が得意ではないので、龍の描き方を調べました。
今や、ネットで調べれば何でも出てくる時代。ありがたいことに龍の描き方を教えてくれるサイトを見つけ参考にさせて頂きました。
色々な動物のパーツが組み合わされているらしい…のですが、それっぽく見えれば良いかなと思いながら描いています。

ガサガサ描いたものからどんな版にしていくか模索。

ちなみに下に透けて見えているのは、クリームパンの下絵です↓

リアルにすればするほどアラが見えそうだったので、デフォルメで龍っぽさを狙います。

なんとなくそれっぽい線を抜き出したら、パソコンに取り込み、Adobeのソフト、イラストレーターで線をなぞっていきます。はがきの版となるようにサイズやデザインを調整。

パソコン上で試してみて良さそうなところで完成。色部分は版を別にします。
今回の場合は黒、浅葱、金赤で版は3つ。

ベタ(塗りつぶし)は自動フート機は苦手なので(ベタが均等に出ずにかすれる)、ドットを使った方がうまくいくみたいです。

自動フート機

インクが乾くのも早いのでデータ作成時はできるだけベタの面積を減らすようにしています。
しかし、まだまだやってみないと分からないことが多く手探り状態です。

とりあえず版データできた~~~

ちょこちょこ進めていたからですが、はじめのスケッチは5月に描きました。版を作るまでが一番時間が掛かりますね。

(つづく)

|次→(更新までお待ちください)

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書いた人:坂本真理

坂本真理

宮崎県延岡市生まれ。宮崎県立延岡西高等学校卒業後、京都市立芸術大学美術学部工芸科で染織を専攻し中退。2014年に帰郷。延岡市を中心に地域を深く考えたデザインを行う。延岡バックステージ、代表。

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